夏疲れで女性ホルモンに影響が?ホルモンバランスを意識した夏を | レフコメディア

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2018.8.16(Thu)

美容・健康

夏疲れで女性ホルモンに影響が?ホルモンバランスを意識した夏を

「今年の夏は特に暑い!」毎年感じることですが、どうしても夏は暑いもの。暑い夏が始まってから一カ月余りが過ぎました。
最近食欲がない、なんだかだるい、暑いのに身体が冷える!なんていう症状がそろそろ出始めてはいませんか?

女性のみなさん、ただの夏バテと思っていては、今から秋にかけての身体が危ないかもしれませんよ。
なぜなら、今の時期の疲れが、ホルモンバランスの崩れから来ている可能性が大きいからなのです。
今回は、「女性ホルモンと夏の過ごし方」についてご案内させていただきます。

女性ホルモンとは?

女性ホルモンとは、女性の肌や身体だけでなく心や脳など全てに影響を与えるホルモンです。この女性ホルモンは大きく分けて二つあります。それは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

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卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性らしい丸みをおびた体つきを作り、肌や髪の毛に潤いを持たせる。また、細胞を活性化させる、感情をコントロールし心を穏やかに安定させるなど、実に様々な役割を持っています。
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、妊娠に向けての身体づくりが主な役割になります。このため、基礎体温を上げる、子宮内膜のコンディションを整えるなどの働きがあります。
一方で、黄体ホルモンが乱れると、イライラしやすくなったり、水分をため込んで新陳代謝が遅れるために頭痛や肩こりという症状が起こったりしてしまいます。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンは、どちらも卵巣から分泌されます。
ここでのポイントは【卵巣がスムーズにホルモンを分泌できる状態にする】ということです。ホルモンの分泌には脳の視床下部が関わってきますが、ストレスなどによって、指令が乱れたり、卵巣の機能が低下したりするとホルモンの分泌がスムーズにいかなくなってしまうのです。

夏の疲れと女性ホルモン

気温が30度以上になる夏は、女性にとってツライ時期ですよね。これには、科学的な理由があるのです。
外気が上がれば上がるほどに、電車やオフィス、お店などは冷房がガンガンにかけられ、とっても寒くなっています。このようなところに長時間いて身体が冷えた状態のまま、暑い屋外に出ると、身体は大きなストレスを感じます。このときに身体の体温を下げる交感神経と、体温を上げる副交感神経のバランスが崩れてしまい、自律神経が乱れることとなります。

女性ホルモン分泌の指令を出す脳の部位と、自律神経をコントロールする脳の部位はどちらも視床下部にあります。自律神経が乱れてしまうと、身体の冷えやむくみ、肩コリや腰痛、頭痛などが引き起こされ、さらには食欲も落ちてしまいます。それと同時に、女性ホルモンの分泌も乱してしまうのです。そのため、ホルモンバランスが崩れてしまいます。

女性ホルモンのバランスが乱れた時の症状

女性ホルモンが乱れた時、身体にはどのような不調が起こるのでしょうか。
例えば、月経不順や月経痛がおこることがあります。だるさ、不眠、そして肌荒れや口内炎なども女性ホルモンが関わっているのです。
夏の今、ホルモンバランスを崩してしまうと、秋以降にこのような症状が現れるかもしれません。

女性ホルモンを考えた夏の過ごし方3つ

女性ホルモンを自分で補うにはサプリという方法もありますが、まずは自律神経を整えた生活を心がけることが大切です。
具体的に3つの過ごし方を提案していきます。

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① 冷たい物(飲み物・食べ物)を摂りすぎない
内臓を冷やすと消化器系の機能が低下し、せっかく摂っている栄養分が身体の中に入っていきません。冷たいものがほしくなって食べた時は、最後に温かいお茶を飲みましょう。

② クーラーの温度を下げすぎない
室温と外の温度差をなるべく-5℃以内にするよう心がけましょう。ですが、最近のこの暑さでは部屋の中での熱中症も心配ですよね。あまり暑すぎる時は外出を控えるなどして、身体をいたわってあげましょう。

③ 質の良い睡眠をとる
大量の汗をかきながら眠っていると、実は自律神経は活発に活動していて、寝ているにも関わらず疲れてしまいます。朝起きた時に「なんだかだるいなぁ」と感じるのはもしかすると、自律神経が休まっていないからかもしれませんね。
暑さ対策をして、快適な状態で眠れるよう工夫してみましょう。

さいごに

いかがでしたか?
ホルモンバランスを崩してしまうと、これから訪れる秋にまで影響が出てしまいます。早めに身体のサインを見落とさずにケアしてあげることも大切ですね。
体をゆっくり休める時間も作りつつ、夏を乗り切りましょう。

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