“呼吸”がお腹周りのダイエット！？太りにくい身体を作る呼吸法とは

お腹周りをすっきりさせたい方、呼吸とダイエットの関係について考えた事はありますか？私たちが毎日する呼吸は、少し方法を変えるだけで、内臓機能や代謝などの改善に加え、インナーマッスルを鍛えることができます。内側から身体を改造することになるため、一時的な表面上の効果にとどまらず、長期にわたる“太りにくい身体”を作り上げられるのも呼吸を活用したダイエットの魅力です。

また、内側の変化は、姿勢、お肌の状態などの身体の外側にも連鎖的に影響するため、肌荒れや、猫背などの悩みも一緒に解消してくれるかもしれません。呼吸を意識しないで生きるなんてもったいない！

ダイエットのやり方がよくわからない..という方、まずはあなたの呼吸を見直して、ウエストのサイズダウンを目指しませんか？今回は、呼吸を活用したウエストダウンの方法をご紹介したいと思います！

あなたの呼吸タイプは？

呼吸を見直すためには、自分の呼吸タイプを知ることから始めましょう！不思議なことに、男女で呼吸の特徴が異なっており、女性は胸式呼吸、男性は腹式呼吸を行っている人が多いと言われています。
これは呼吸しているときに胸が動いているか、お腹が動いているかの違いですが、自分のタイプがわからない場合はうつ伏せになってみるとわかりやすいと思います。

胸式呼吸をしていることが判明した方はラッキー！腹式呼吸に切り替えることでウエスト周りの痩せ効果が出やすいです！

腹式呼吸をしている方は【呼吸法２】から読み進めてください！

呼吸法１．腹式呼吸で基礎代謝アップ

胸式呼吸は、すばやく、楽に多くの酸素を取り込むことができる方法です。たしかに運動中や運動直後は息が上がって、胸式呼吸をしてしまいますよね。しかし、普段の生活で心がけたいのは腹式呼吸です。
なんと、腹式呼吸は胸式呼吸に比べ、運動量が2倍と言われているんです！

腹式呼吸は、肋骨の下にある横隔膜を上下に動かし、この横隔膜の運動は、周辺にある普段使われていない筋肉を刺激し、基礎代謝を上げてくれます。

人のカロリー消費の約60％は基礎代謝で行われます。つまり、基礎代謝が高いとあまり運動しなくても、太りにくい身体になれちゃうということなんですね！

呼吸法２．深い呼吸でインナーマッスル強化

知らず知らずのうちに、浅い呼吸になっていませんか？息を吐き切った状態と思いっきり吸い込んだ状態の胸周りをメジャーで測ってみて、差が3センチ未満ならば、浅い呼吸になっている可能性が高いです。

呼吸が浅いと、体内に取り込む酸素が不足してしまいます。そうなると、その限られた酸素は優先的に重要な機能を持つ内臓や脳に回され、筋肉などの細胞は後回しになってしまいます。その結果、筋肉が硬直したり、衰退してしまう危険性があります。
深い呼吸をして、十分に酸素を取り込むことの重要性がわかりますね。

深い呼吸をすることのもう一つのメリットは腹筋、腹斜筋、腹横筋が鍛えられることです。深い呼吸をすると自然と息を吐く時間が長くなります。息を吐くと同時にお腹を引っ込ませるため、インナーマッスルが鍛えられます。

呼吸法３．鼻呼吸で便秘とむくみ解消

breathepanda
気が付いたら口がぽかんと開いた状態で呼吸していたりしませんか？

口呼吸は、アレルギーやウイルス感染、虫歯、口臭などの原因になることはよく知られています。しかし、鼻呼吸をしなければならないのは、そのような衛生面だけの理由ではありません。実は、鼻呼吸は便秘やむくみ解消の嬉しい効果もあるのです！

鼻呼吸は口呼吸よりも多くの酸素を長い時間をかけて取り込むことができます。肺を広げる必要がない口呼吸だと、自然と姿勢が前かがみになっていきます。背中やお腹の筋肉が低下していきます。鼻呼吸をすることで、綺麗な姿勢を保ち、正しく腸が活動できる環境が作れるのです。その結果、便秘によるポッコリお腹解消をしてくれます。

また、鼻呼吸をすることで体の隅々にまで酸素が運ばれ、血液やリンパの流れが良くなります。そのため、無駄な水分が細胞の隅に溜まることを防ぎ、むくみにくい身体になるのです。

痩せ効果だけじゃない！美肌・精神安定効果のある呼吸

skinpanda
上に述べた3点を意識して呼吸していただくと、腹式呼吸と鼻呼吸は、美肌効果も期待できます！ウエスト周りの痩せ効果の他にも、思わぬメリットです。

腹式呼吸は基礎代謝を上げてくれることは先ほどご紹介しましたが、実は新陳代謝も活性化するのです。新陳代謝は古い細胞が新しいものに入れ替わることです。鼻呼吸は、口の中や体内から水分を奪われることを防いでくれます。そのためお肌から水分を守れるのです。このように、呼吸はお肌を若い状態に保つ要因になりえます。

他にも、深い呼吸はリラックス効果があります。緊張や不安があると、呼吸が浅く早くなってしまいますよね。深い呼吸を意識的にすることで、自立神経を刺激し、休息やリラックスするための副交感神経が優位になることがわかっています。