小さい頃に遊び道具だったフラフープ。

何十年も前に日本に入ってきましたが、アメリカで作られた当初は遊び道具ではなくトレーニング道具だったのです。
そしていま、日本でもフラフープを使ったエクササイズが密かに注目を集め始めています。

今回はフラフープエクササイズの効果やフラフープの選び方をご紹介します！

手軽にカロリー消費

有酸素運動で脂肪が燃えやすくなるというのは以前からお伝えしていると思いますが、フラフープも効果的な有酸素運動です。
ということは、高い脂肪燃焼効果が期待できます。

そしてなんといっても、フラフープはとってもお手軽なところが良いですよね。
フラフープさえあれば他に準備も要りません。お手軽にできるということは長続きするポイントにもなりますよね。

天気に左右されることなく、トレーニング場所も広い場所でなくてもＯＫ！お家でできるから、テレビを見ながらでも、思い立った時にすぐにできます。

そして消費カロリーはなんと10分で100キロカロリーの消費。消費量はランニングや平泳ぎと同じくらいです。

インナーマッスルに働きかける

インナーマッスルとは深層筋のこと。 フラフープを使うと深層筋を鍛えることができるんです。

フラフープの基本的な動作は、腰でフラフープを回し続けますよね。このため効果的に身体の軸となる筋肉、インナーマッスルを鍛えることができます。 また、腰を使うことにより骨盤周りの筋肉が鍛えられるようになります。

腰は上半身と下半身をつなぐ大事な役目を持ってます。意識して腰を丈夫にしていくことは、人間にとってすごく大切なことなのです。

骨盤矯正

日常生活を送っていると姿勢や癖によって使う筋肉のバランスが崩れ、骨盤が歪んでしまうことがあります。

気づいていないだけで、あなたの骨盤も歪んでしまっているかもしれません。

骨盤のゆがみは、骨盤に支えられている内臓の位置をずらしてしまうことや、骨盤が開いている状態が続くと、内臓の位置が下がってしまいぽっこりお腹の原因にもなってしまいます。

開いたままの骨盤だとお尻も大きくなり、リンパの流れも滞りがちになることによって脂肪もつきやすく下半身太りにもつながるのです。

フラフープでエクササイズをすると、腰まわりの筋肉とインナーマッスルを鍛えられます。
筋肉を動かし続けることによって血流も良くなり骨盤の動きもスムーズになります。

このため、フラフープは骨盤のゆがみを整える骨盤矯正の効果があるのです。開いた骨盤が閉じて内臓が元の位置へ戻り、ぽっこりお腹の解消にもつながります。

また、骨盤が正しい位置に来ることによって腸にも良い影響があります。

まずは、腸が正しい位置に戻るということ。骨盤が開いてしまっていた時は、腸にゆがみが出てしまっている状態になりますが、骨盤が閉まることにより腸も基の位置に戻りゆがみが解消されます。

また、フラフープの動きは腸に刺激を与え、骨盤内の血流も良くすることができます。そのため、便秘解消にも効果があるとも言われています。

便秘になると、お肌まで荒れてしまいますよね。身体の中のいらないものは早めに外に出していきましょう。

腰痛予防

腰痛予防としても効果的なのがフラフープ。 骨盤の歪みを解消できることによって、腰痛は大幅に解消できます。そして、筋力がつく事によって立ち姿勢や座った時にも正しい姿勢を維持できるようになると言われています。

ただ、すでに腰が痛い時・腰痛持ちの方はフラフープはやらないようにしてくださいね。

■フラフープの選び方

フラフープの選び方をご案内します。

金額は2,000円以下のものがほとんど。そんなに高価なものではありません。ネットなどでも購入できますし、量販店でも取り扱いをしています。

まわしやすいフラフープのサイズは90-95センチ。ですが、胴周りが大きい方や身長が低い方はこの限りではありませんので、ご自身に合ったサイズのものを選びましょう。

少し重量があったほうがまわしやすく、筋肉の刺激にもなるため痩せやすくなると一般的には言われています。

フラフープのまわし方

メリットや注意点を理解したところで、次は実際にフラフープを回してみましょう！

むずかしく考えずに、身体をリラックスさせてはじめてくださいね。

●足を肩幅程度に開き、フラフープを右へ回す時は右足を半歩前へ出します。
●フラフープの動きに合わせて腰を回すのではなく腰を前後させるのがポイント
●膝は伸ばすのではなく少し曲げて回してみましょう。

今までフラフープをやったことがないと、すぐに回せるようになるには難しいかもしれません。しかし、動きに慣れて続けているうちに必ずできるようになりますので、休憩を挟みながら、続けて練習してみてくださいね。

◼︎１０分間のフラフープダイエット

ちなみに、骨盤を左右均等な高さに戻すためにも、右方向ばかり・左方向ばかりに回すのはよくありません。フラフープを１０分間行う中で、次のようにペース配分をしてフラフープを回しましょう。

１．右方向へフラフープを回し４分間
２．２分間休憩する
３．左方向へフラフープを回し４分間

物足りなさを感じたら回す時間を伸ばしたりして調整してくださいね。

注意点

さいごに、フラフープを使って運動する際の注意点についておさらいしましょう。特に腰への負担を気にかけて運動してください。
① 腰を痛めている時はフラフープを行わないでください。
② フラフープをしていて腰に痛みが出たら、すぐに中止しましょう。
③ 慣れない動きなので、初めは短時間で終了しましょう。
④ 必ずストレッチをしましょう。とくに腰回りのストレッチは効果的です。

徐々に慣らし、ご自分に合ったペースで楽しくフラフープを行ってくださいね。