辛い肩こりをほぐそうと頑張っている方!リンパと肩こりの関係性ってご存知ですか?
肩や首の付け根などのこり・痛みに悩まされている方に一度試していただきたいのが「リンパマッサージ」です。
今回は、肩こりとリンパの関係、そしてオススメのリンパマッサージについてお話します。
肩こりになりやすい人の特徴
肩こりになりやすい人は次のような人が多いと言われています。
● 筋力不足の人
● 風邪・疲れている人
● 冷え性の人
● 高血圧の人
● 姿勢が悪い人
● 重いものを持つ人
当てはまるものはありましたか?
では、そもそもなぜ肩こりが起こるのでしょうか? 肩こりは、筋肉の緊張と血行不良によります。 筋肉の緊張は無意識に起こっているのです。 体の中で一番重い、平均5キロもある頭を支えているのが肩と首であり、常に力が入っている状態なのです。
ただでさえ負担が大きい場所なのに、無理な姿勢や同じ姿勢を継続的にしてしまうと、筋肉は耐えられなくなり、硬直し血行が悪くなってしまいます。
リンパが肩こりに効くワケ
筋肉が硬直してしまうと、その部位の血流が悪くなり体の老廃物が溜まってしまいます。
この老廃物を流してくれるリンパがうまく循環しなくなってしまうことで、必要なエネルギー・酸素も筋肉に届けられなくなってしまい、さらに筋肉が硬くなってしまうという悪循環がおこるのです。 一度老廃物が溜まると、このように慢性的な肩こりに陥ってしまいます。
つまり、市販の薬・シップやマッサージでコリをほぐすのではなく、リンパの流れを良くすることが、根本的な肩こりの解消に効果的なのです。
それでは、肩こりに効くリンパ筋を紹介したいと思います!
肩こりと耳リンパ
リンパ節は全身に貼り巡っていますが、全てのリンパの道は耳たぶにあると言われています。
耳の後ろは、皮膚が薄いためリンパの流れが悪くなることや、ピアス穴などから細菌が貼って炎症を起こしやすい部位であることとしても知られています。
そのため、耳たぶを回したり、リンパの道が続いている耳の下のくぼみをほぐして、流れを正常に戻す手助けをしてあげる必要があります。
やり方は、耳の後ろを指2、3本で押すように、ギュッギュッともみほぐすだけ。 気がついたときに、ぜひ実践してみてくださいね。
肩こりと首リンパ
肩がこると、たいていは耳の後ろから顎あたりまでのリンパの流れが悪くなり、リンパが腫れてきます。慢性的な肩こりの人は常にこのあたりのリンパが腫れているようです。
やり方
⑴耳の後ろをほぐします。
⑵そのまま首に下がってマッサージをしてください。
リンパを徐々に下していくイメージで、数回上から下へ首筋や首うらをなでおろし、最終的に肩に行き渡るようにマッサージすると効果的です! マッサージオイルやクリームがあるとよりよいでしょう。
肩こりとわきの下リンパ
わきの下は肩こりに関係がないように思えますが、実は非常に影響がある場所なのです。
脇の下には、老廃物をろ過したり、ウイルスの抗生物質を生成排出したりする腋窩リンパ節があり、リンパの流れや免疫機能に重要な役割を担っています。わきの下にはそのようなリンパが密集しているため、ここのリンパの滞りは肩こりや四十肩・五十肩のトラブルの原因になります。
また、脇の下の筋肉(大胸筋)は、肩こりが起きる筋肉の裏側にあたります。 そのため、どれだけ肩こり対策を行っていても、わきの下の筋肉が固まっていると肩こりは治らないのです。肩こりが起こる筋肉をほぐすためには、脇の筋肉を緩めることが重要になります。
つまり、わきの下はリンパを流すだけではなく、筋肉をマッサージすることも重要なポイントなのです。
やり方
⑴親指を脇のくぼみにあて、ギュ~っと押します。
⑵残りの4本指は背中側の腕の付け根から肩甲骨の下までをゆっくりとずらしながら指圧してください。
リンパの流れをよくするためには、脇に温かいタオルを当てることが効果的です。
おわりに
毎日少しづつできる簡単なリンパを流しで、軽い肩を取り戻しましょう!