アメリカで「食べて痩せる」と話題の「ヘルシースナッキング」ご存知ですか?
これだけ聞くと、とても胡散臭いですよね。
「間食をするということは、食事回数も増えてしまう…。そんなの太らないわけがない!」
という声が聞こえてきそうな、このヘルシースナッキング。
ですが、米国・英国で行われた研究では、
なんと1日の食事回数が多い人の方が総摂取カロリー量が少なくなり、肥満度も低くなるという結果がでているのです。
ヘルシースナッキングはこれをうまく取り入れた食事法で、健康的な間食をすることで痩せましょう!というもの。今回は、そんなヘルシースナッキングについてご紹介します。
ヘルシースナッキングとは?
このヘルシースナッキングは、1日3食の食事を軽めにして「健康的な間食」を取り入れることで、空腹による食べ過ぎを防ごうというものです。食べ過ぎを防ぐだけではなく、この「食事の頻度」は、私たち人間の肥満度にも影響すると考えられているのです。
先ほど少しご紹介したように、1日の食事回数が多い人の方が、総摂取カロリーが少なくなり、肥満度も低くなるというデータもあります。
これは、食事の回数を増やすことで1回あたりの糖質摂取量が分散されることが理由で、これにより血糖値を急上昇させるのを防ぐことができるのです。血糖値の上昇が緩やかになれば、インスリンも分泌しすぎることがなくなります。
このインスリンの働きによって、臓器は血糖を取り込んでエネルギーにしたり、蓄えたりするので、身体に脂肪を蓄える働きも持つインスリンの分泌量が抑えられることで太りにくい身体に繋がるということです。
ヘルシースナッキング やり方
このヘルシースナッキング法を行う上で、いくつか守らなければならないルールがあります。
さっそくご紹介しましょう!
1. 1回200カロリー以内を目安に行う
1日の総摂取カロリーが増えてしまってはいけないので、1回の間食を200カロリー以内に収めましょう!これは、ナッツやドライフルーツなら片手の平に乗るくらいの量がちょうど良いそうです。ナッツは、噛みごたえもばっちりなので、満腹中枢も刺激してくれます。
ナッツ類に関しては、過去記事「ヘルシーおやつの代表!身体に良いって本当?ナッツ類の効果と正しい食べ方」でもご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧くださいね!
また、間食で食べた分のカロリーは3食から引き算していくようにしてください。
2. おやつの「質」を高める
2つ目は、間食の「質」を高めるということ。間食にはある程度の糖質が含まれている方が良いですが、血糖値が急上昇してしまうと太りやすくなってしまいます。
よって、食物繊維やたんぱく質が多いものを選ぶことをお勧めします。
また、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補えるものもおすすめです!スナッキングを行う上で大切なことは「健康的な間食」を取ること。くれぐれも、高カロリーな間食を行わないように注意してくださいね♪
3. お腹が空きすぎる前に
そして最後にご紹介するのは、間食のタイミング。
間食のタイミングは、朝・昼・晩の3食の間に行ってください。夕飯の後の、夜遅い時間や、深夜に間食をするのは避けましょう。
また、お腹が空きすぎる前に間食をとってくださいね。
お勧めダイエットおやつ
上でご説明したことを踏まえて、お勧めのダイエットおやつをご紹介します!
おやつバー
少し甘めのおやつが欲しい!という方にはおやつバーがお勧め。食物繊維が多く含まれているものがたくさんあります。市販のものは、カロリーもしっかりと記載されていますが、砂糖が追加で多く含まれているものもあります。
砂糖などが含まれていないように自然な甘さのものを選んでくださいね。
するめ
一昔前に「するめダイエット」などが流行りましたよね。でも、するめは意外とカロリーが高く100gで300カロリーほど。これはごはんと同じくらいのカロリーです。
でも、するめはとにかくたくさん噛まないと飲み込むのが辛いですよね。そのように噛んでいる間に、満腹中枢が刺激されてお腹も膨らんでくれますよ。
1切れ2切れ程度のするめを、ゆっくりと時間をかけて噛んでくださいね。
ヨーグルト
ヨーグルトは、ものにもよりますが、100gあたり100カロリーといわれています。中には甘さを出すために砂糖が加えられているものもあるので要注意です。噛みごたえには期待できませんが、現代人に不足するというカルシウムを補給することができます。
ヨーグルトにナッツをいれると、噛みごたえも感じられるのでおすすめですよ。
さいごに
健康的な間食を取り入れることで、痩せやすい身体作りをするヘルシースナッキング。
くれぐれもなにを間食として食べるかに注意して、健康的な間食ライフを取り入れてくださいね。